文化財建造物防災用 放水銃・ドレンチャー・消火栓 文化財防災システム

アイル重文防災株式会社

鳥の目(ドローン)で放水状況を確認します

2016年11月

上空から建造物屋根全体の放水状況を視認するため、ドローンを導入しました。

これまでの放水試験においては、地上から放水状況を見上げた仰角目線だけで、建造物屋根全体を満遍なく網羅しているかどうかを確認しており、本当に全体が濡れているかは、上空から全体を見渡すことができないため、疑問の範囲でした。

しかしながら、今後は鳥の目(ドローン)の導入により、その疑問を解消すべく、上空からの撮影を地上で見ていただき、対象物全範囲に対しての放水状態を立会者の方々にも確認していいただけることとなるでしょう。

建造物が燃えてしまったら全てが無になります。それ故に燃やさないシステムを目指して、今回のドローン導入は、現場での放水調整(放水仰角、首振角、首振速度、ノズルの噴霧角等)のより有効設定に生かすこと、放水銃の改良・開発に役立てることを目的としています。

しかし、改良・開発には多くの視線・ご意見が必要であり、このドローン導入による上空撮影を地上で確認するプロセスが、皆様からのアドバイスを聞ける機会となればと願っております。

なお、ドローン撮影には許可が必要な場合があります。不許可の現場では使用できませんので、予めご了承願います。

<ドローンの性能>

プロの空撮でも使用されるINSPIRE 1。
飛行安定性も高く、機体が変形するため、カメラが360°回転しても足が映り込みません。カメラは、広角で、4K動画、1200万画素静止画が撮影可能です。

ドローンで放水状況を確認します
ドローン INSPIRE 1