文化財建造物防災用 放水銃・ドレンチャー・消火栓 文化財防災システム

アイル重文防災株式会社

事業内容

  • 文化財防災用特殊消火機器の現場対応型の設計・製作・販売
  • 現地での消火設備機器の設置位置、機種の選定、必要放水圧力の算定
  • 放水試験、機器の調整、設定・放水圧力の実測

※当方は文化財建造物防災専門です。ビル設備や一般設備等の防災には対応しておりません。

新着情報

2024.4.12  事業概要 実績 を追加しました。

2023.5.16  事業概要 実績 を追加しました。

2022.3.27  事業概要 実績 を追加しました。

2021.4.28  事業概要 実績 を追加しました。

2020.4.10  事業概要 実績 を追加しました。

2019.9.27  技術資料「放水銃用ポール基礎の安定について」  PDFファイルを掲載しました。

2019.7.9  『瓦(かわら)屋根に防火放水は必要か』について を掲載しました。

2019.6.8  豆知識のページに文化庁の報道発表資料へのリンクを掲載しました。

2019.5.9  事業概要 実績 を追加しました。

2018.7.9  消火対応 文化遺産を「燃えさせない」決め手は初期消火 を掲載しました。

2018.4.4  事業概要 実績 を追加しました。

2017.7.28 放水状況の空撮動画を追加掲載いたしました。

2017.5.29 放水状況の動画を掲載いたしました。

2017.5.21 事業概要 実績 を追加しました。

2017.4.27 株式会社化に伴う社名変更のお知らせ

私どもアイル重文防災は、平成29年4月27日をもって株式会社化し、社名を「アイル重文防災株式会社」といたしました。?

2016.11.18 上空から建造物屋根全体の放水状況を視認するため、ドローンを導入しました。

2016.10.18 残圧放水防止(QZ)型自動首振放水銃タワー型 放水状況の動画を掲載しました。

2016.7. 1  豆知識を追加しました。

2016.5.24 アイルの理念を掲載しました。

2016.5.24 事業概要ページ 実績を追加しました。

2016.5.24 技術資料「単位面積当たりの放水量について」PDFファイルを掲載しました。

2015.7.20 放水状況動画を掲載しました。

2015.1.15 ホームページを開設しました。

事業理念

アイルの理念

製品情報

放水銃放水銃  放水銃ドレンチャー  放水銃消火栓


文化遺産を「燃えさせない」決め手は初期消火

建造物火災の消火は初期段階の状況で対処しないと、現実的には極めて困難となります。
それは、本火災となると火勢や火災旋風が強くなり、燃え方も早くなり、広範囲に燃え拡がるからです。

特に檜皮葺き・茅葺き・?葺き・藁葺き等の植物屋根の建造物を火災から守るには、瓦葺き・銅板葺きの屋根よりも、より早く十分な量の水を全体にかけることが必要です。

《どんなに貴重な文化遺産でも、燃えてしまっては全てが「無」となってしまいます》

しかしながら、初期消火をしようとしても、現実にはそれを妨げる要因が多くあります。

  1. 人口減少や高齢化等により、昼夜とも現場へ必ず駆け付けられるという人がいない場合。
  2. 住宅民家から遠かったり、道路が狭かったり、石段があったり、また積雪地域で雪掻きを必要とするなど、地形的に簡単には現場に近づけない場合。
  3. 煙や炎などの感知器は備わっているが、消火設備が不十分な場合。
  4. 消火設備が消火栓や手動式放水銃など操作に2~4人が付きっきりとなる設備のため少人数での消火活動では範囲が限られてしまい、延焼を止められない場合。
  5. 風速10m/s以上の強風や突風による飛び火、また落雷による火災などにより、火災が多くの場所で発生した場合。
  6. 消防出動は基本的に人命第一・延焼防止であり、例え文化遺産であってもいつでも最優先という活動保証はできないという現実

確実な初期消火への決め手は自動首振放水銃

自動首振放水銃の特性

  1. 遠方からポンプ始動釦を押すだけの操作で、すぐに建造物屋根全体を水で濡らし、壁面を水のカーテンで覆います。
  2. 人災を起こさない消火作業のロボット化
  3. 水の力だけでの自動首振作動なので電気やバッテリーは不要です。また環境を汚すこともありません。
  4. 既存の手動式放水銃を地上部分のみの取替で、自動首振放水銃に変更できます。
  5. 地形や年間の風方向を考慮し、対角方向に最少2基設置することにより、屋根全体にほぼ均等に水をかけ、飛び火や落雷等による着火や延焼を防止します。
  6. 現地の状況により、複数ノズルタイプ・不凍タイプ・ポール式高所タイプ・地下収納伸縮タイプ・遠方放水タイプ・彩色や美装化部分を放水で傷めないタイプ等々の選択ができます。
  7. 通常の年2回の点検を行うことにより、概ね約30年性能を発揮します。

※自動首振放水銃による放水状況は「ドローン空撮映像」をご覧ください

複雑な屋根形状を満遍なく濡らす放水銃

自動首振放水銃は一つの円運動で旋回する為、放水状態も一つの軌跡となります。この一つの軌跡では複雑な屋根形状を満遍なく濡らすことは出来ず、結果、多くの放水銃を必要とします。
しかしながら、現地の状況・景観から多数の放水銃の設置は物理的に無理とか好ましくないと言われることも多々あります。
その対応策として、複数ノズル付放水銃に挑戦しています。この複数ノズルはそれぞれが俯仰角や向きの設定を可能としているため、単ノズルでは死角となるエリアにも放水することができます。現場対応型としてノズル2本~4本など多様化もしています。
尚、現場の状況に合わせて、ノズルの俯仰角や向きを設定するため、放水試験時の調整・セットが必要となります。

(1)親子ノズル型(65Aノズルと50A・40A・30A・25Aノズルとの組み合わせ) 親子ノズル型
(2)双口ノズル型(65Aノズル×2本、40A×2本等) 双口ノズル型
(3)3方向ノズル型(屋根・壁面・縁下をカバー) 3方向ノズル型
(4)4方向ノズル型(90°方向にノズル4本で90°旋回で360°をカバー) 4方向ノズル型

美しい彩色や壁面等を濡らさない放水銃

放水時、手動であれば、放水方向の切替や弁の急閉により、放水の始まりと終わりのダラダラ放水を防止することが可能ですが、自動首振放水銃では、それらの制御と終わりのダラダラ放水が、どの方向となるかは定められず、よって彩色や装飾に損傷を与えてしまうことがありました。
このQZ型放水銃はその問題を解決すべく開発したもので、始まりや終わりの放水圧力の低い時は垂直方向に放水し、設定圧力にまで放水圧力が上昇するとノズルは設定仰角まで傾き、自動首振放水を行うものです。
よって、ダラダラ放水となる低圧時はノズルは垂直方向のみの放水となり、彩色や壁面、装飾に直接放水することはありません。
また、この機能により、放水試験時等の養生も最小限で済ますことができます。

(1)残圧放水防止(QZ)型自動首振放水銃 地上型 残圧放水防止(QZ)型自動首振放水銃地上型
(2)残圧放水防止(QZ)型自動首振放水銃 タワー型 残圧放水防止(QZ)型自動首振放水銃 タワー型
(3)残圧放水防止(QZ)型自動首振放水銃 タワー型放水状況 動画 残圧放水防止(QZ)型自動首振放水銃 タワー型動画
豆知識

■『瓦(かわら)屋根に防火放水は必要か』について

瓦葺き屋根は植物屋根(檜皮葺き・茅葺き・藁葺き・柿葺き等)に比べて、飛び火等の着火率が低いので、瓦葺き屋根の防火(延焼防止用・消火用)放水は、少量又は無くても良いのではないかという考え方があります。

確かに屋根の不燃化の代表的な建材である瓦は、文化財で使用される場合は1100℃以上で焼成されることから・・・

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■ホームラン打球の初速度と放水流の初速度について

最近、大リーグではEV(EXIT VELOCITY)‐打返された瞬間のボールの速さ‐が注目されています。

例えば、レギュラー選手の例では、マーリンズのスタントン選手の44.2m/s・・・

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■自動放水銃の凍結対応について

水が消火に使用される利点は

  • (1)自然界に豊富で比較的自由に得られ、且つ安価で・・・
・・・一方、水は凍結という放水銃や消火栓にとって厄介な性質も持っています。
水の性質として、4℃で密度が最大となり体積が最小となり・・・

≪ミニ・ニュース≫
この度、多くのご要望に応えるべく 不凍(Non-Freezing)型の放水銃NF型を今秋発売します。

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■放水銃の最大射程(到達距離)は?

放水銃の放水は仰角何度の時に最大射程(到達距離)となるでしょうか。
物体を投げた場合の軌跡「放物線」では仰角45°で投げた時が最大到達距離となることは習知されておりますが、では野球のホームランボールは・・・

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文化財愛護シンボル

■文化財愛護シンボルマーク

「文化財愛護シンボルマーク」は、文化財愛護運動を全国的に展開するため、公募により、昭和41年5月に定められたものです。
このシンボルマークは・・・

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